一般社団法人ジャパンミュージックエンターテインメント 顧問
沼田 晃
沼田 晃
40年近く呼吸法を続けています。呼吸法は、「気」、「気功」とも深い関係がありますが、私はそれよりも、健康面を重視して活動しています。本音を言えば、「気」についてもしっかり指導したいのですが、残念ながら、私自身、「気」というもの掴み切れていないのです。この掴み切れない理由を書くと長くなるので、申し訳ありませんが、ここでは省略させていただきます。
さて、私の稽古している呼吸法は、①呼吸法、②基本動作、③気を練る、の3つが基本なのですが、このうちの基本動作にもっと注目してほしいと考えています。見かけは単純な体操に見えるので普通の方には、「ラジオ体操とどこが違うの?」と思われるようです。しかし、その動作には意味がありました。このことに気づいたのは、呼吸法の稽古に限界を感じて、他の道場をいろいろ回った時でした。他の道場で、「こういうことできる?」と先輩に言われた時、これは「基本動作のあの身体の使い方でやればできる」と即座に分かったのです。ただの体操・運動としか思っていなかった基本動作に武術的な意味が含まれているとその時、初めて理解できました。
その後、呼吸法のの稽古を再開して、自分なりに基本動作の動きを研究してきました。呼吸そのものも体幹の筋肉を使っていますが、基本動作の稽古を続けることで、それを意識して使えるようになります。腕や肩の筋肉によらない、身体の内部の筋肉を使った動きが出来るようになります。腕や肩の筋肉は50代以降は衰えてきますが、体の内部の筋肉は、死ぬ直前まで落ちません。体幹の筋肉が衰えてしまうと、内蔵も骨も保持できなくなりますし、呼吸自体もできなくなります。でも、「腕や足の力、手の握力が落ちてしまっても、技は使える」のです。武術や踊りなどの世界は奥が深いので、「体幹の筋肉の使い方」だけでは届かない世界もありますが、「年を取っても活動できる生き方」は、呼吸法を通じて可能だと思っています。
さて、私の稽古している呼吸法は、①呼吸法、②基本動作、③気を練る、の3つが基本なのですが、このうちの基本動作にもっと注目してほしいと考えています。見かけは単純な体操に見えるので普通の方には、「ラジオ体操とどこが違うの?」と思われるようです。しかし、その動作には意味がありました。このことに気づいたのは、呼吸法の稽古に限界を感じて、他の道場をいろいろ回った時でした。他の道場で、「こういうことできる?」と先輩に言われた時、これは「基本動作のあの身体の使い方でやればできる」と即座に分かったのです。ただの体操・運動としか思っていなかった基本動作に武術的な意味が含まれているとその時、初めて理解できました。
その後、呼吸法のの稽古を再開して、自分なりに基本動作の動きを研究してきました。呼吸そのものも体幹の筋肉を使っていますが、基本動作の稽古を続けることで、それを意識して使えるようになります。腕や肩の筋肉によらない、身体の内部の筋肉を使った動きが出来るようになります。腕や肩の筋肉は50代以降は衰えてきますが、体の内部の筋肉は、死ぬ直前まで落ちません。体幹の筋肉が衰えてしまうと、内蔵も骨も保持できなくなりますし、呼吸自体もできなくなります。でも、「腕や足の力、手の握力が落ちてしまっても、技は使える」のです。武術や踊りなどの世界は奥が深いので、「体幹の筋肉の使い方」だけでは届かない世界もありますが、「年を取っても活動できる生き方」は、呼吸法を通じて可能だと思っています。